巻物
大広間に入ると一瞬灯りが点滅し、前方に広がる影の中に潜む無数のドクロを目にした。
そいつらの目穴が私に向けられているような気がした。まるで何かを待つかのように…
灯りが再び点滅すると、全てのドクロが接近しているではないか!
突然、鋭い笛の音が鳴り響くとともに灯りが消え、辺りが闇に包まれた!もはや私もこれまでか…
巻物2
この扉の向こうには、吸血鬼が長い夜の暇つぶしのために作ったと云われる動くチェスゲームがある。
まれに人間を相手に楽しむこともあるようだ。
勝つと吸血鬼の一族に迎えられ、負けるとその日の献立に加えられるらしい。
巻物3
巨大な建物が崩れ、私はその下敷きに…これで私はもう故郷や愛する者たちを
再び見ることはないであろう。この場で私が息を引き取る運命であっても、この命を
聖なる戦いに捧げたことは悔やまん!神がこの魂を受け止めてくれることを祈る…
ナイトウォッチマン
『俺の棲家に足を踏み入れる不届き者は誰だ?』


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